期間:2009.05.15〜17
場所:駒込・スタジオ タカタカブーン
劇団白納豆の第12回公演。3月に上演された「Dark Knight」の逆サイド版である。
<Introduction>
平治元(1159)年、平清盛の専横を憎む源義朝は、
清盛一族が厳島詣での為都を空けた隙をついて挙兵した。
平治の乱である。
乱は12月26日、六条河原の合戦で平家方の勝利に終わった。
明けて平治二年。
清盛の嫡男・重盛は、敵将・源義朝の愛妾・
常盤御前をその邸に匿っていた。
千人の美女の中から選ばれた常盤御前の姿に、
心から帰依する観音菩薩の面影を見る重盛。
常盤もまた、源氏の荒武者とは違うみやびた重盛の態度に、
次第に心を開いて行く。
敵将の妻の姿に菩薩を見る重盛、
子供の命と行き変えに側女になれ、と迫る清盛、
裏切り者として常盤の命を狙う義朝の子・義平。
三人の子供の為、常盤が下す決断とは?。
錯綜する想いが、重盛の心を蝕んで行く。
今回の劇場は、商店街のど真ん中という、一風変わった場所にある。しかもおもちゃ屋の2階。同じビルに入ってる、とかではなく、ほんとに2階。言ってること、分かる?(笑)。
「Dark Knight」の逆サイドだけあって、主役は平重盛(山下洋輔さん)である。基本的に”理想主義者”なんだと思った。だから駄目だったんだろうけど。戦乱を終わらせるため、「怨みに報いるのに徳をもってせよ」by老子…は良いんだけど、勝った方が負けた方に言ってもまず納得する訳がない。
勝手に菩薩と思い込んだ常盤御前(入江広乃さん)が清盛(大歳ケンさん)の妾になることを決めたとこでも、思い通りにならなくてだだをこねる子供のようで、自業自得とはいえチト可哀想というか哀れというか。
役者陣では、朱鴉役の城りなさんが印象に残った。特に眼鏡っ娘モードとハイキックが良い。
お芝居の醍醐味のひとつといえばトラブル(根性悪(笑))。今回は殺陣で刀が2度も折れるという大トラブルが発生。でも演出っぽく見えた。特に2本目の刀が折れた時は、斬っても斬っても死なない刀の精・小鴉(松岡洋介さん)を倒すシーンなので、刀が折れることで明確に倒したことが伝わり実に良かった。もっとも、そのおかげで最後の殺陣が飛んだそうであるが。しかも、マチネだったため、小道具係も兼ねていた永田剛志さんは大慌てで刀を作り直したとか。
白納豆と言えばマニアネタ。今回は「Dark Knight」に引き続き「か〜な〜り」とかの電王ネタに加えてサンダーバードとウルトラセブン、あと「40秒で仕度しな」のラピュタが登場。こういう小ネタを探すのがまた楽しい。
今回も実に楽しめた。ちなみに、このさらに後の話も上演する予定だそうな。
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