主催:
ショーGEKI期間:2009.07.18〜26
場所:下北沢・
「劇」小劇場ショーGEKI恒例の下北沢夏祭り公演。今回は、病院を舞台にした女性陣+山本諭さん+研修生による「みてあげる 〜お花畑病院奮戦記〜」とお馴染みのコントライブ「ダンパチ7」の2本だて。
今回はよりによって楽日が
ワンフェスともろカブリ。ゆえに楽日は観られず。それだけが残念。
夏祭りらしく、わたあめの無料サービスという、新しい試みもなされた。数十年ぶりだよ、わたあめ食べたの(爆)。
もうひとつ、夏祭りと言えば浴衣デー。7/24も浴衣デーだったため、女性陣の見目麗しき浴衣姿を堪能出来た。貴重な気がする中津川浩子さんの浴衣(というか和服)も観られたし。「温泉宿の女将みたいですね」って言ったら「怪しい宿のね」って切り返された(笑)。流石だ。
○みてあげる 〜お花畑病院奮戦記〜
<Introduction>
世の中、誰もが何かの病気にかかってる。
でもどんな不思議な病気でも必ず私達がみて差し上げます。
”治す”のはなく”診る”のが専門という一風変わった病院が舞台。まあ、一応治すんだけどね。
院長は大薮花子(中津川浩子さん)。片目にアイパッチという怪しげなキャラが、異常に似合う(笑)。看護士は1号スミレ(吉川亜州香さん)、2号レンゲ(廣田朱美さん)、3号ナズナ(小林こずえさん)の3人。白衣がお似合いです。
レンゲは患者に触っただけで、血圧、血糖値、脳波などの測定、さらに通訳(?)まで出来る人間万能スキャナー。こんな人がいたら、病院からひっぱりだこだな(笑)。
<蛇足>
花の名前になんか意味があるのかと思って、花言葉を調べてみた。
スミレ
謙遜、誠実
つつしみ深さ
小さな幸せ
レンゲ
あなたは幸福です。
あなたは私の苦痛を和らげる。
私の幸福
ナズナ
あなたに私のすべてを捧げます。
あなたにすべてをお任せします。
微妙だなぁ〜。関係あるっちゃあるし。
受付は、御手洗清美(筒美きょうかさん)。排ガス排出量が多すぎる反面、20代の若い外見を保っているという元患者。若い娘になにやらすねん、と思わなくもないが、本人が普通は若い娘が連発するのは憚れる単語をブログに書きまくってたからなぁ(爆)。
当然来る患者もユニーク。
・3年の不眠症のあと10ケ月寝てる女性(竹内美保さん)
・磁力が発生して接近できなくなった夫婦(山本諭さん、菅原泉さん)
・左手からはえもいわれぬ芳香、右手からは笑いが出るほどの悪臭を放つ女性(大木もえさん)
・頭に毛の代わりにサボテンが生えてしまった男(黒川淳さん)
・どうみても20代にしか見えない80歳の女性(三浦結実さん)
・受けないお笑い芸人(メンズから日替りで登場)
…受けない芸人って患者なのか(爆)。ちなみに私が診た(誤変換だけどあってるのでこのままにしよう)のは、おのまさしさん、佐藤修二さん、七枝実さんである。おのさんがやった、舞台を中世ヨーロッパに置き換えた落語、ちゃんとしたのを聴いてみたい。
受けない芸人のところで、吉川亜州香さんが「一発ギャグ」と言いながらジャック・バウアーのものまねをするのがウケた。ギャグなのかものまねなのか、どっちやねん。
一番印象に残った患者は、若く見える80歳である。院長の「幸せな死に方なんてないわよ。幸せな生き方ならあるけど」って台詞が、とても響いた。
サボテン男(と書くとショッカーの改造人間のようだ(笑))は、顔を真っ赤にして出てきたのが良かった。黒川さんはデカイ体に反したシャイな兄ちゃんって結構はまるように思う。
新しい研修生について。新人と言えば前説(笑)。大木もえさんは、ダンパチ初日に初めての前説とあってか、かなりテンパってた。この条件では頑張ってた方かと。三浦結実さんのを見たときは3回目だったためか、新人にしてはかなり落ち着いて見えた。
や〜それにしても、こんな病院が本当にあったら良いのになぁ(いろんな意味でね(笑))。
○ダンパチ7
<Introduction>
くどいようだがコントライブなのであらすじは無意味だ(笑)。
今回で7回目ということもあり、過去のネタからピックアップしてネットで人気投票を行い、上位のものを日替りでリバイバル上演をやるという斬新な試みがなされた。ちなみにトップは「ウザイマン」(笑)。別に私とおのさんで示し合わせて投票しまくったんじゃないぞ…ほんとだよ…ほんとだってば(笑)。
あと劇場ではやってない(東工大の文化祭でやった)「地震家族」が選ばれたのは嬉しかった。好きなんだよ、これ。
ちなみに7/24のダンパチはリバイバル特集。リバイバルネタ全て+「オンラインゲームの遊び方」だった。
ではネタごとに。
・Mr.リカバー エレベーター編
お馴染み本人はリカバーしてるつもりでも全くリカバー出来てない鈴木とーるさん、七枝実さんによるMr.リカバーである。今回はエレベーターという狭い空間が舞台である。リカバーするためには、人にどう思われようとかまわないという(爆)、変わらぬ本末転倒さが味わい深い。
・団体戦の男達
何をやるにも先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人で行う男たちである。なんでも5分割でやるため、いつも大将(佐藤修二さん)が割りを食うという(笑)。「ダンパチ5・一畳家の兄弟」で使われた「りす、うさぎ、しか、くま、つきのわ」の歌が、男達の行進曲(?)として使われた。ちなみにこの歌、タイトルは「カブコール」というらしい。
・ダンパチグランプリ
子供がミニカーを手に持って「ぶぉおおお〜ん」とかいう感じの遊びを、大の大人が真面目にやるというネタ。ちなみに車を提供したのは、コレクターのおのまさしさん。舞台でも「傷付けるなよ」って言ってたんだけど、やっぱ傷が付いたらしい。コントだからねぇ。
このレース、最後は観客を巻き込んでのガチ勝負になる。メンズに渡された車を、お客さんがリレー式に最後列の客席まで運び、また舞台まで戻って来るというもの。楽日前日では、鈴木とーるさんが3勝でトップだった。
なお、ショーGEKIでは、手近なところに常連がいると客いじりしたりする。私も「ら・セーラ」で七枝さんにちょっといじられた(爆)。
・オンラインゲームの遊び方
内容はタイトルの通り。ゲーム初心者の内堀克利さん(ゲーム内は鈴木とーるさん)が、ベテランゲーマーの金田誠一郎さん(ゲーム内は七枝実さんさん)とオンラインゲーム「バイおのハザード」(笑)で遊ぶ。ゲームの名前で想像つくと思うが、ボスキャラはおのさんである。
ザコキャラ(佐藤修二さん、辻崇雅さん)を倒しつつ、ボスキャラにたどり着いた二人が使った必殺技は、何故かジャイアントスイングとエアプレンスピン。特にとーるさんのジャイアントスイングはかなり壁に近いところで回っていたため、お客さんドン引き(笑)。とどめの七枝さんのエアプレンスピンで、おのさんのタップアウト負け。意外なオチにも程がある(笑)。
ちなみにこの辺は、おのさんが稽古を休んだ日に決められたそうな。おのさん曰く「稽古は休むもんじゃない」(笑)。
・団体戦の男達 再び
「団体戦の男達」の続編。この中のホスト編では、お客役の辻さんに、おのさんがホントにぶちゅ〜とやったらしい(爆)。役者やの〜。
・サムライバーガー
ハンバーガーのCMというコンセプト。ハンバーガーを食べながら殺陣をやったりする。日本屈指の殺陣師、内堀さんと佐藤さんによる殺陣は大迫力。それだけにハンバーガーとのギャップが可笑しい。女形の辻さんのメイクの反則ぶりも良かった。
ちなみに、舞台上にあるハンバーガーは少し乾いていて、食べにくいことこの上なかったそうな。
・数のない人々
おのさんがビール10本買いに行ったら、店員が”2”の数字が存在しない人で、11本分の金を取られそうになる(つまり10数えると、1、3、4、5、6、7、8、9、10、11となる)という、「世にも奇妙な物語」的ネタ。今回はこれが一番好きかな。しかし、今回はおのさん振り回されてるなぁ(文字通りも含めて(笑))。
・リバイバル
楽日とワンフェスが被ったため、楽日を避けた結果として、7/24のリバイバル特集が観られた。ま、そのくらいの良いこともなきゃね。
再見して以前より面白いと思ったのが、「失礼な人々」。初演時と違ってツッコミの声が最初小声(心の声)なのがだんだん大きい声になるのが可笑しい。
ユニークなアイデアが光る「立体劇空間」。おのさんと金田さんを残りのメンバーで持ち上げ、舞台で俯瞰を実現する。人気の高いネタだが、さすがにこれは今後再演はないかもね。おのさん金田さんを持ち上げるのがもう限界とか。
・男塾ラ・せーら
7/24のリバイバル特集の時のラ・せーらには、特別参加者がいた。この日、たまたま元メンズの前田一世さんが来てたので、本人も「まさか…」と思ったもかもしれないが(以前、ホントに舞台に上げられた事があるし)、実際に登場したのは山本諭さん。メンズ加入への布石かなぁ。
山本さんのネタで気に入ったのが、「漢らしい四字熟語とは」に対する「鉄人金本」。野球好きの山本さんらしいアドリブである。
そういえば
前回、ダンパチのチラシの予告タイトル、週刊少年ジャンプもびっくりのウソ予告ぶりだったが、今回はもっとスゴイ。チラシに出てたタイトルが1つも上演されないという(爆)。
という訳で、今回も大いに笑わせて頂きました。
次回は久々のショーGEKI大魔王公演、演目は「大逃亡〜義経と弁慶〜」だそうな。何の因果か、私は義経・弁慶もののお芝居を過去3度(「Soldier of Fortune」、「悪鬼の如く」、「悪鬼の如く(再演版)」)観ている。羽広流義経・弁慶はいかなる話か、実に楽しみである。