2011年04月14日

ワンフェス ワンパス

久々の造形日誌である。

2011年夏のワンフェスだが、震災の影響で版権処理ができないとの理由で、1日版権を要するガレージキットの出品が不可能になった。個人的にはこれじゃ意味がないので、今回は参加を見送ることにした。

残念なことにはかわりないが、おかげで今年はショーGEKI夏祭り公演の楽日に行けるというメリットもある(笑)。ここ数年、連続して被ってたからなぁ。

それともうひとつ、代わりというわけでもないがキャラホビに参加することになった。キャラホビといえば主催の1社はホビージャパンである。WF2011冬の新作は、「死なない男に恋した少女」ヒロイン・桐崎恭子はホビージャパン文庫刊行のライトノベルである。それがホビージャパン主催のイベントに出ようとは。巡り合わせとは面白いものである。
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2011年04月06日

新撰組 −幕末剣舞烈風伝−

主催:ショーGEKI
期間:2010.03.24〜29
会場:下北沢・本多劇場

昨年の「マスカラッド」に引き続き、まさかのショーGEKI大魔王2連発、演目は「新選組」、しかも劇場は演劇人みんなの憧れ・本多劇場である。


<Introduction>
新撰組についてはみんな知ってるよね(爆)。


ショーGEKIの前身ツール・ド・フォース時代から数えて3回目の上演。前2回は「新撰組/維新士」と物語を裏表から見る2本立てだったのだが、今回は「新撰組」の単独となった。もっとも、私は前回は観てないのだが(笑)。

地震の影響で中止になったお芝居やイベントも多い中、無事初日から千秋楽まで上演できて本当に良かった。劇団側がやりたくても、安全性やら交通やらの理由で中止になることもあり得たし。

客入れの段階から維新士達が舞台に集まってくるのだが、通路でお客さんに混じって維新士が歩いてるのはなかなかシュール(笑)。

近藤勇は前回同様七枝実さんで、豪快な局長役がはまっている。山南をかばったり、大政奉還にも動じないなど、確かにリーダー向きのキャラクターである。

前回沖田総司の内堀克利さんは、今回は土方歳三。今の内堀さんのイメージからするとやはり土方の方が似合う。

沖田総司の宮脇タケシさんは、前作「マスカラッド」に客演後、本作からショーGEKIメンバーになったのだが、そのとたんにこの大役である。大変だったでしょうな。一般的な沖田像に忠実な良いキャスティングだった。

山南敬助は、前回から8年ぶりに田中智也さんが再登板だそうで。幕府側も維新士も目的は同じ、という考え方は適切なものだが、時代が早すぎたというか、居場所を間違えたというか。

<蛇足>
宇宙戦艦ヤマトの3代目艦長は山南だったりする。初代が沖田、2代目が土方で、他に斎藤とか藤堂も出てくるが、なぜか近藤はいない。

斎藤一の松田明典さんが殺陣で牙突っぽい構えをしてたのは、「るろうに剣心」で斉藤を知った者としては大喜び。さすがにそこから平突きにはいかなかったけど(笑)。

原田左之助の辻崇雅さんと永倉新八の今井豊さんは、名コンビという感じ。熱血暴走型の原田を永倉が止めるというのがお約束。

ちなみに辻さんが使ってた槍は2本あって、うち1本は近藤周平役の杉山光一さんが器用にも原田の名前を彫刻したそうな。その為、前説では主に名前入りの槍を使ってた。

山崎丞の山本諭さんは、今まではなんかしらのフェチとか持ってるキャラが多かったが、今回はシリアス…というかまとも。偽情報を掴まされながらも、池田屋の不審さを見逃さなかったとこがかっこいい。池田屋事件の影の功労者だと思う。

坂本龍馬は鈴木とーるさんで、踊る龍馬というえらく斬新なスタイル(笑)。龍馬の掴みどころの無さにマッチしていると思う。その龍馬の妻・お龍役の巽徳子さん、またの名をナチュラル・ボーン・エロス(笑)は、今回は可愛らしさが前面に出ていた。多才である。

勝海舟は、ショーGEKIの金田誠一郎さんと、「マスカラッド」に客演してた藤田マコトさんのダブルキャスト。飄々とした金田さんにハジけた藤田さんと、どっちも面白い。

「大逃亡」では追いかける側だったおのまさしさんは、桂小五郎で逃げる側(笑)。ほとんどのシーンはカモフラージュの為の乞食の恰好なのだが、役柄としてはかっこいい。ショーGEKIとしては比較的笑いの少ない本作だが、「桂はカツラ」のやりとりにはメチャ笑った。

結構おなじみのネコ脱出・高倉良文さんは吉田稔麿。池田屋で新撰組に襲撃され、桂に増援を要請しにいくも断られる(長州藩を巻き込む訳にいかないので、桂が泣く泣くトカゲのしっぽ切り)シーンが、切ない。ここで桂が嘘泣きだったらどうしようかとハラハラしてしまった。

宮部鼎蔵(太田友和さん)と北添佶摩(吉川英夫さん)は、「無益な殺生はしない」とかいいつつ、京都大火計画でたくさん人が死にそうなのをあまり意に介してなさそうだったのが印象的。いいのか、吉田は悩んでるというのに(笑)。

佐藤修二さんの岡田以蔵は、ぱっと見て分かるアブナイ奴。冒頭の維新士集合のシーンでは、新撰組が見回りしてる中、刀が抜身のままで登場(笑)。刀を逆手で持ったりと、かなり異質だった。

河上彦斎の漢人拓希さんは、小柄な女性なのに男に混じって殺陣して全く違和感無し。「(新撰組に向かって)今日は退かぬぞ!」ってセリフがとても良かった…ってご本人に言ったら「唯一の長台詞」(笑)。

薩摩の人斬り田中新兵衛(高橋祥尚さん)と中村半次郎(松島圭二郎さん)は、藩が同じせいかコンビっぽく動いてた。維新士の人斬り四人衆の中では一番しゃべってたような気がする(笑)。

毎度おなじみの中津川浩子さんは、烈風の女志士・松尾多勢子。幕末ってこういう人もいたのね。えらく楽しそうだったなぁ。なんとなく黒幕っぽく見えるキャラでもある。

時代の味方(笑)・大久保利通(吉岡源則さん)。結果的には一番上手く立ち回ったといえるが、油断すればすぐ落ちる綱渡りだよな。よく乗り切ったものである。

男装して新撰組で剣の修業をするうち沖田に惹かれるおきん(吉川亜州香さん)、なるほど沖田総司の男色疑惑はこのせいか(笑)。おきんは沖田に剣術で子供扱いされるのだが、実際の殺陣の腕は真逆なのが可笑しい。役者さんを知っているがゆえの楽しみ。

近藤の馴染みの芸妓・君尾は、これも8年ぶりに小林こずえさん。凛とした雰囲気も持ちながらも、理性では倒幕、感情では近藤はん大好きと脳内不一致に悩むキャラである。近藤との別れのシーンがやはり見せ場だった。

土方の馴染みの東雲太夫(廣田朱美さん)と桂の馴染みの幾松(池田玲子さん)は、男のためにスパイばりの活躍をする。土方と太夫のやりとりは、ちょっとした狂気が感じられて良かった。桂と幾松のやりとりは、上でも書いた「桂はカツラ」に持ってかれた(笑)。

吉田の馴染みのお加代(筒美きょうかさん/天野もえさん)も、男のためにスパイしたが、吉田が池田屋事件で斬られて以後、アル中に。なんとなく、幾松や東雲は維新士や新撰組の正義を多少なりとも理解した上でやってるっぽかったのに対して、お加代は好きな男が喜ぶからという理由だけだったように感じた。

常連の間で人気が高かった(と言っても数人から聞いただけだが)のが、山南の馴染みの明里(菅原泉さん)。実際、かわいらしいというか健気というか(DMにはその引き出しがあるのか?とか書いてあったけど(笑))。山南共々時代がああでなければねぇ。

勝の馴染みの雪乃(柴小聖さん)は、勝に染められたのか英語にも抵抗がないようで、早いうちに時代に慣れたキャラである。ある意味、一番の勝ち組?(笑)。

島原の女将・お梅は竹内美保さんで、なんとなくしゃべりがツボ。声質的に、京言葉と相性が良いように思った。

初登場のショーGEKI研修生・出口桃子さんは、「マスカラッド」から引き続き登場の吉田恵さんと一緒に見習い芸妓。研修生が見習い役(笑)。

激動の時代を描いてるだけに、悲劇的な結末を迎えるキャラも多いが、一番かわいそうなのはなんといっても維新士の密談中に通りかかってしまったが故に口封じで斬られた女の子2人(冨士枝千夏さん・高津春希さん)。おきんにせよ山南にせよ吉田にせよ、自らの行動の結果だったのに対して、この2人は完全に理不尽。

ちなみにカーテンコールの時に冨士枝さんと高津さんが床を拭いてたので何かと思ったら、沖田が吐いた血糊を拭き取っているのだった。最後にみんなで正座して挨拶するので、血糊が衣装に付くのを防ぐためだそうで。観劇するようになって知ったことだが、舞台の役者って演技以外にもほんとにいろんな事をするものである。

ショーGEKI大魔王には欠かせないダンサーズ。新撰組だったり維新士だったりしたが、やはり最初と最後のだんだら模様の羽織りを背負ってのシーンがかっこいい。

大政奉還後のシーンで思い出したのが、「婢伝五稜郭」。あちらの蝦夷共和国組が、負けがわかっていながら意地で続けてたような印象を持ったのに対し、新撰組はごく自然にブレること無い正義を持ち続けていたように感じた。まあ、状況が違うっちゃ違うけど。

新撰組になので、当然殺陣がたくさん出てくる。今回は、宮脇さんとか山本さんとかメインに殺陣がほぼ初体験って人が結構いるが、そんなことは全く感じさせない。平均してレベルが高かったように思う。

殺陣と言えば、中心的見せ場の一つ池田屋事件。戸板が動き回って戸板になったり壁になったり柱になったりして室内を再現するのは面白い。

印象に残ったセリフが、龍馬が言っていた「武器を作るときは理性で作るが、使うときは感情で使ってしまう」という奴。作る側にほど近いところにいる人間としては、色々と思うところがあるなぁ。

あと、舞のお稽古中に師匠のお貴(めぐみさん/末富真由さん)が言っていた、「ツンとしないでシャンとする」。ツンデレの次に来るのはこれだな(笑)。

芸妓関係でもう一つ面白いと思ったのが、人に堕ちるという表現。人としては最低ランクの芸妓は、人ではなく蝶や花であると。でも宴席の話を外でするなどのルール破りをすると、蝶や花から人に堕ちる、となる。芸妓としてのプライドと守秘義務が一緒になったようなものかな。


さてさて、久しぶりの人に会ったりするのもお芝居の隠れた楽しみだったりする。今回は元ショーGEKIメンバーだった前田一世さんと黒川淳さんに会ったのだが、黒川さんはいつの間にか役者からリア充にジョブチェンジしてたらしい。ちきしょ〜祝ってやる(笑)。


という訳で、実に面白いお芝居でした。
posted by ヨコハ魔の怪人 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | お芝居へ連れてって | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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